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②祝島のおばちゃんたちのその後

鎌仲ひとみ監督
(2011年9月12日文京シビック小ホールトークショー)

鎌仲さん講演の様子はコチラ!必見!

http://www.ustream.tv/recorded/17249171
http://www.ustream.tv/recorded/17249535
http://www.ustream.tv/recorded/17249689



司会者

「いま映画を観終わって、みなさん祝島のおばちゃんたちからパワーをもらったと思いますが、 映画撮影後の状況を知りたいと思っていると思います。 祝島のその後の様子を教えていただけますか。」

鎌仲監督
「田浦の戦いは50日間続いて、私もその50日間ずっといっていたんですけど、ヘロヘロでした。 おじちゃんおばあちゃんたちも、そうだったと思います。 戦いの現場にブイを置かれてしまったので、田浦に移動したんですね。 そうすると田浦は非常に行きにくい場所にあって、車では行けないんですよ。 中国電力は敷地を買い占めているので、彼らは浜辺まで車で乗り入れることができるけど、 そこが海上戦になっちゃたんですね。いきなりマスコミが報道しなくなったんです。 」

「ちっちゃな戦争のようなことがあれから続いて、 それでも埋め立てに着手させないと、毎日通って、浜に座り込むということをやっていたんですよ。 それで今年の2月20日に、ついに600人の作業員を動員して、 中国電力が埋め立てを強行しようとしました。 島には寝たきりを入れても500人もいないのに、いきなり600人の作業員が着て、それはもうものすごい大変だったんです。 映画の冒頭に出て来た「たかし君より私の方がいいヒジキを撮るのよ」と言っていたおばちゃんが、 作業員の下敷きになって、ケガをして、病院に運ばれたりとか、 多勢に無勢で危機的な状況になったわけです。それが2月20日です。 」

「そうしたらこの映画を観てくださった全国のひとたちが、そういう思いを持った人達が、 三々五々、本当に個人の意思で駆けつけて、島の人達を応援してやりあっていたところに、 3月11日の地震が起きたんですね。あれが起きなかったら埋め立てられていたかもしれない。 ものすごい大人数で、力でやっちゃおうという感じになってましたから。 ところが311の翌日に、ダイナマイトでハッパをかけるというんですけど、 ダイナマイトで爆発させながら、穴を掘って工事を進めていくんですね。 さすがに中国電力をずっと応援してきた山口県知事が、ちょっと一旦休んだらどうだと申し入れをして、 一旦休んだんですけど、でも絶対立てるって言ってたんですね。」

「でもそうしているうちに、福島の爆発の影響がもの凄い広範囲に及ぶということが分かって来たので、 それまで、あれは上関の祝島の問題で俺たちは関係ないよと言っていた山口県民が、 これはヤバいということで、例えば広島まで80キロ。」

「福島から東京まで200キロでも飛んで来ているわけですから。 それで様々な近隣市町村が、工事を止めてくれ、原発を立てるのを止めてくれ という決議を出して来たんですね、市議会とか町議会とかが、 原発建設の凍結を求める決議を今次々と出していて、つい最近山口県議会が、 満場一致で、一時凍結を求める決議が決定したんです。 でも中国電力は諦めないと今だに言っていますが、工事は止まっています。」

「つい2~3週間前に、祝島の人達とシーカヤックの人達が田浦の浜辺を大掃除して、 自分たちの座り込みをしていたテントとか布とか撤去して、ものすごいキレイな浜辺に戻したんです。 リセットしたんです。祝島の人達は29年間何をしていても、中国電力がいつやってくるのか、 心のなかにこう、、結婚もできない、結婚式やっている最中に隆君の妹さんなんですけど、 自分が結婚式をやっている最中に中国電力が工事し始めたら、その参列している島民が 全員いかなきゃいけないから、結婚は決着するまでしないって言っていたり、 お葬式もおちおちできないという状態だったんです。それがようやく気持ちがリラックスというか、 それまで張りつめていたものが落ち着いてリラックスできるようになってきたと。」

「今月の29日に町長選挙があるんです。 それは反対派と推進はの一騎打ちで、上関の推進はは原発立てるのは難しそうだなと 感じているらしいんですけど、それがダメだったら火力発電所を建ててくれと。 どこまでいってもあの海の価値は伝わらないんですね。 だからまだまだです。でも風はいい風が吹いていると思いますよ。」

司会者「私たちは行政や企業に対して、どのように意思を伝えたり、 方針の転換を実現していけばいいのでしょうか?」

鎌仲監督

「まずね、向こうはすごく大きい、東京電力は、なぜ検察が入らないのかというのは、 例えば5キロ圏内に生きていらした被災者の方達を見捨てたんです。 それはすべて原発から放射性物質がたくさん出ていたから、あそこに入っていったら 救出する作業員が被ばくするというので、収容されていない遺体が1000体ぐらいあるんですけど、 その人達はひょっとしたら、原発事故が無ければ助かったかもしれないですよね。 しかもその遺体はものすごく放射能汚染していて、特別な処置をしなければいけない、 燃やすことができない。それがわざとじゃなかったとしても、企業がそういうことをしたら必ず検察が入るでしょ? 焼き肉やで食中毒が出ても検察が入るでしょ。 でも東京電力だけは守られている。
東京電力本社前には生活が困窮してしまった福島の人達が講義活動をしているんですけど、 それを海外のメディアは伝えていますが、日本のメディアは報道しないんです。」

「まずNHKにどうしてやらないんですか?東京電力本社前の映像を全国に放送してください。 と言うべきなんです。 私はNHKで番組を作っていたので、NHKでは1人の視聴者が電話をすると その背後に300人がいると計算するんです。 日本人はめったにやらない、それを1人がしたら、300人そう考えていると。 だからそれはすごい影響力あるんです。だから皆が毎日入れ替わり立ち替わり電話をすると、 自分たちが報道していないことを皆が気がついていると伝わるので、 何らかのことを彼らはやらなければいけない。」

「NHKの中でも、ちゃんとやるべきだと思っている現場の若手はたくさんいるんですね。 でも財布を握っている、その上の管理職にはわけの分からないのがいる訳ですよ。 でもそういう視聴者の声があると、若い人達の後押しに鳴るので。 福島のお年寄りはNHKを頭っから信用しているので。 最初NHKは長崎大学の山下教授をひっぱってきて、20ミリでも100ミリでも健康に害はないと ものすごく簡単に断定させたことが、福島の人達を苦しめているんですよ。」

「福島の汚染地図を作るという番組では、こんなに汚染があってホットスポットもものすごいと言っている。 私はイラクで取材して、こういうヒバクシャを作り始めたんですけど、 砂漠で劣化ウラン弾の取材をしていたんですよ。 戦争から7年経っていても、砂漠で劣化ウラン弾の不発弾が落ちている、 それを放射性計測値で測ると、ものすごく高い。 」

「あ、危ない、ってそれで3.7マイクロだったんです。 でも今福島ではそれを超えているところが結構あるでしょ。 福島第一原発から22キロに住んでいた男性が、自分で土地を買って、家を作って、 太陽光パネルを作って自立していたんですが、その全てを置いて逃げたんです。 3人の子どもと少ない家財道具を持って逃げた。 彼は放射線資格を持っていて、自分の庭を測ったら、30マイクロシーベルト。」

「イラクに落ちている劣化ウラン弾の10倍ですよ。 そういうことが分かっているのに、健康に害がないよとプロパガンダをしているわけです。 やはり福島の人達は苦しんでいます。 福島で私の3本の特集上映があって、私も本音でトークしましょう、皆さんどうなんでしょうか、 と話した時に、みんなやっぱりものすごく苦しんでいる。 朝から晩まで放射能のことを考えているし、逃げても地獄。 逃げたらこれまで先祖代々気づいてきた自分も築いてきたもの全部捨てて、 それを政府や東京電力が補償してくれるのかといったら、仮払いしたお金が100万円。そのお金でバスを買って、移動しながら暮らしている。 後から査定されて、補償金がその100万円を下回ったら返さなきゃいけないんです。」

「 東京電力は全然反省していないんです。 だって社長止めて退職金5億円。相談役になって年収7千万。 そのお金を何一つ福島のために使おうとしていないでしょ。 しかもこのご時世に、あんな負債かかえている会社が、ボーナス平均40万円、全ての社員に。 福島の人達は食べることもできないでいるのに。東京電力というのは本当にひどい会社です。 でもそれを生き延びさせ、その株を持っている政治家達がいる。子どもたちに申し訳ないですよ。 明日、私は岩手の中学校に行きますけど、 もう大人たちが自分たちの私利私欲のためだけに生きているのが丸見えじゃないですか。 未来のためとか、子どもたちのこれから生きるための環境を本気で考えていないと、 子どもたちには伝わっていますよ。」

続く
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by water-movie | 2011-09-30 04:30
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